第46回 分け目とつむじが薄いです。対策方法を教えて!
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質問 最近分け目が広くなった気がして、合わせ鏡でチェックしたらつむじのところがすごく薄くなっていました。痒みもあり掻くと細かい粉のようなフケが出ます。髪の量を増やす食べ物や方法を教えて下さい。 (福島県 E.K子 29歳)
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回答 一般に、つむじが見えるようなヘアスタイルの場合はつむじ周辺が、オールバックのスタイルの場合はフロントが薄くなっているように感じるものです。分け目が広く感じるのも頭皮が見えるために薄いような気がするものです。これらの場合も一人で悩んでいないで、身内の人やお友達などに、本当に薄くなっているかどうかを尋ねてみれば、おそらく「そんなことないよ」と言われることと思います。 他人から見ても薄いようであれば一度きちんとヘアチェックを受けてみた方が良いと思います。 「薄くなった=髪の毛の数が減った」ではなく、年齢とともに髪の毛が細くなっているのです。
一般に男性の場合は20〜22歳、女性は30歳ころが一番太くなっている時期
で、本来は今頃が一番太くなっている年齢なのですが、ストレスなどが原因で血行不良が起こり、普通よりも抜け毛の数が増したり、細毛化が起こっているのかも知れません。また
婦人科的疾患や甲状腺などの疾患が原因していること
もありますので、これらのチェックを受けてみることをお勧めします。 カユミやフケが出るということですが、シャンプー剤が合わないのかも知れません。頭皮に合わないものを使っていると次第に抜け毛へと発展していくことがあります。 特に夏の暑さが過ぎると乾燥しやすくなり、細かなフケが多くなってきますので、脱脂し過ぎない保湿力のあるものを選んで下さい。 カユミもあるということですので、抗ヒスタミン剤やジンクピリチオン配合のものや、真菌対策用のものなどが必要かもしれません。 髪の毛の数は生まれた時から決まっており、ほとんど変化しませんが、太さが変わると量(カサ)は変化します。たとえば太さが2分の1になると、面積は4分の1になってしまい、太さが4分の1になると16分の1になってしまいます。 「髪の量を増やす=細毛化を防ぐ、太さを増す」ということであれば、育毛剤を使用してマッサージで血行を良くすることと、ストレスを強く感じた時はビタミンC(いちご、キウイ、柑橘類、パパイヤなど)を多めに摂るようにします。 また血液や毛髪をつくる蛋白質や、皮膚の新陳代謝を活発にし、細胞活性を助けるビタミンB2(緑黄色野菜など)や、B群を多めに摂るようにして下さい。そのほかには亜鉛、銅、セレニウム、鉄などの含まれている食品を多めに摂るようにして下さい。 (全理連名誉講師 板羽忠徳)
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参考資料 ●薄くなったら短く 抜け毛が増えて髪が薄くなってくると、少しでも長さを残して髪があるように見せたいと思うものですが、見た目としては逆効果。あまり長すぎるとボリュームが出にくく、トップがつぶれてのっぺりとした感じになり、そのためいっそう薄く見えるのはもちろん、余計に老けて見えます。「髪が薄くなってきたら、まずは短くカットし、気になるトップこそ短くして立たせたり、根元を起こしてふんわりさせるとアカ抜けてカッコ良く見えるようになります。 ●たくさん含んでいる自然の食品 <ビタミンB2 (リボフラビン)> ミルク、レバー、腎臓、酵母、チーズ、緑色野菜、魚、卵。 <ビタミンB群> ビール酵母、米ぬか、無精製の穀類、小麦全粒、小麦胚芽、野菜類、ピーナッツ、豚肉、レバー。大豆、くるみ、キャベツ。 <ビタミンC(アスコルビン酸)> 柑橘類、緑色葉野菜、トマト、じゃがいも、カリフラワー、ピーマン、アセロラ。 <亜鉛> 牡蠣、肉、レバー、魚介類、小麦胚芽、かぼちゃの種、ビール酵母、卵、脱脂粉乳。 <銅> 豆類、グリーンピース、プルーン、小麦全粒粉、内臓肉、えび、ほとんどの魚介類。 <鉄> 豚のレバー、牛の腎臓・心臓・レバー、はまぐり、あさり、赤味肉、かき、ナッツ類。 <セレニウム> 魚介類、かずのこ、レバー、小麦胚芽、ふすま、玉ねぎ、トマト、ブロッコリー。
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